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Ben Forster
“Me, Myself and Musicals”
ウエスト・エンド 初ソロコンサート
〈おことわり〉
幕間やSD待ち時間にメモをしたので曲目に欠けや順不同箇所があります。あらかじめご了承の上、読んで下さいね♪またクレジットのない写真は筆者自身の撮影になります。
【コンサート概要および劇場】
会場はTheatre Royal Haymarket
総座席数 889席
主催はアルファークラブ
スポンサーにロンドン・ミュージカル・シアター・オーケストラ
ゲストはRamin Karimloo、Celinde Schoenmaker、 Carrie Hope Fletcher、Mazz Murray、Adrian Hansel(敬称略)
【1幕】
『JCS』Superstarを歌いながら下手から登場。会場は一気にヒートアップ。1曲歌い終わるごとにベンの生い立ちや、ミュージカル俳優としてのキャリアについてエピソードを交え、次曲を紹介し進行していくスタイルのコンサート。
The Greatest Showmanメドレー、Macarthur Parkと続き1月の東京ソロコンサートを思い出させるような構成。東京との違いはオーケストラとバックコーラスが参加したことで、Anthemもセットリストに含まれたこと。
1幕のゲストはMazz Murrayさん。現在ウエストエンド『マンマ・ミーア』でドナを演じてます。もうお一人Adrian Hanselさんは、ベンと若い時からの友人で同じくミュージカル俳優。どちらもウエストエンドの第一線で活躍する方々の声を聞けた貴重な機会でした。
1幕で特に素晴らしかったのは『JCS』Poor Jerusalemを歌い始め、ジーザスに気持ちが入り込み役になりきっていくベン。そしてGethsemaneを歌い始めるシーン。コンサートではなくミュージカルのワンシーンのようで、皆一様に息をのみ拍手を忘れ聞き惚れるひとときでした。
歌いきった後、ベンは割れんばかりの拍手と喝采を受け、ここで1幕終了。20分間の休憩へ
【2幕】
2幕はベンが衣装変えし、ジャケット、柄シャツ、パンツ(下着の)、網タイツ、パンプス姿で登場。これだけで会場は再ヒートアップ。そう!曲は『ロッキー・ホラー・ショー』から2曲。ブラッドになりきったベンと客席でThe Time Warpの世界へ。
客席の熱狂冷めやらぬまま、ベンが今コンサートのスペシャルゲストRamin Karimloo、Celinde Schoenmaker、 Carrie Hope Fletcherを紹介し、新バンドThe Cardinals結成を発表。2or 3曲披露。
その流れでBHHをRaminと、タイトルロールを務めた『オペラ座の怪人』からPOTOをCelindeとデュエット。MOTNでかつてのファントムを思わせる歌いっぷりで会場を沸かせ、アンコールへ続く。
【アンコール】
Man in The Mirrorを観客と一緒に熱唱。皆総立ちでベンが歌い終わってからも拍手、ヒューヒュー、指笛と(この辺海外ですね)パフォーマンスへの称賛は止むことなく続くも、早々に客電が付き会場から退出を促されるシステムです(どんなに拍手してもおかわり決してありません、海外なので)。
【楽屋口(ステージドア)】
コンサート後、主催のアルファークラブがアフターパーティーを催すとのことで、関係者は早々に移動。ベンも時間があまり取れないので、サインかセルフィーのみの対応。100人以上はいたと思われる異例のSD。1時間ちかく時間を割いてくれ、全員対応してからパーティーに向かっていました。ちなみにこの日のSD対応はベンとCarrieさんのみ。
〈さいごに〉
ここまで私のつたないレポートを読んでくださり、ありがとうございました。海外のコンサートはパフォーマーと客席が作り上げていくスタイルで、観客の盛り上げ方がハンパなかったです(笑)。当然ながら通訳を介さずに進むから進行もスムーズで、感動が途切れることなく終演まで熱狂の渦の中で、ベンのパフォーマンスに酔いしれました。
今回のコンサートのためにベン・ファンは英国国内はおろか、ヨーロッパ各国、はてはオーストラリアからもいらしてました。ベンはその事にもコンサート中に何度もふれて感謝の意を伝え、このあたりがベンらしいなぁと眺めていました。世界中からチケットが平等に買えるシステムは素晴らしいですね。
今後は新バンドThe Cardinalsとして来日コンサートもあるのかしら?と期待の出来そうな予感です(あくまで個人のです)。